次亜塩素酸水をおすすめする7つの理由!消毒・除菌に

次亜塩素酸水

家庭や職場の消毒・除菌のため、さまざまな商品が市販されています。
数ある商品のなかで、次亜塩素酸水は、さまざまなメリットがあるとされています。

この記事では、消毒剤や除菌剤に次亜塩素酸水を選ぶメリット・おすすめする理由について紹介します。

はじめに:次亜塩素酸水はどんなもの?

次亜塩素酸水は、殺菌成分である次亜塩素酸を含む水溶液です。次亜塩素酸は体内の白血球で作られる殺菌成分です。※

最近の新型コロナウイルスの件を受けて、除菌商品が注目される中、次亜塩素酸水の効果にも注目が集まっております。ドラッグストアやネット通販でも購入できるようになりました。

すでにほかの消毒剤や除菌剤があるのに、あえて次亜塩素酸水を使う理由はあるのでしょうか?
実は消毒や除菌に次亜塩素酸水を使うことは、さまざまなメリットがあります。以降では、そのほかの消毒剤や除菌剤と比較しながら、次亜塩素酸水が持つ7つのメリットについて説明します。

次亜塩素酸水おすすめ理由① 強い殺菌力がある

次亜塩素酸水の大きな特徴が、強い殺菌力を持つことです。次亜塩素酸水とよく似た名前の「次亜塩素酸ナトリウム」にも、殺菌成分である次亜塩素酸が含まれています。

※次亜塩素酸ナトリウムは、ハイターやピューラックスなど家庭用塩素系消毒剤に含まれている成分です。

殺菌成分の次亜塩素酸は、pHによって形態が変化します。たとえば、次亜塩素酸ナトリウムは強アルカリ性で、次亜塩素酸は不安定なイオンの形で存在しています。
一方、次亜塩素酸水は弱酸性で、次亜塩素酸は分子の形で存在しています。次亜塩素酸水は低い濃度でも、次亜塩素酸を豊富に含むので、強い殺菌効果を発揮できます。

次亜塩素酸水おすすめ理由② 幅広いウイルスに対応している

ウイルス感染予防に、アルコール系の消毒剤を使っている人もいるでしょう。アルコールは、インフルエンザウイルスなどのウイルスだけでなく、細菌や菌の消毒にも効果的な成分です。

消毒剤として万能のようなイメ―ジがあるアルコールですが、一部のウイルスには効果がありません。たとえば、家庭でもよくみられるノロウイルスやロタウイルスは、アルコールでは殺菌できません。

一方、次亜塩素酸を含む次亜塩素酸水は、アルコールがカバーできない微生物に効果があります。ここでいう微生物とは、ウイルス、細菌、菌のことをいいます。特に、次亜塩素酸水があれば、アルコールで対応できないノロウイルスへの消毒が可能です。

ウイルスは一年を通していろいろなものが流行します。幅広い種類のウイルスや細菌への対策をするのなら、次亜塩素酸水を利用してみるとよいでしょう。

次亜塩素酸水おすすめ理由③ 弱酸性で肌が荒れにくい

家庭や職場で使われている消毒剤で注意したいのが、手荒れを引き起こしてしまうことです。消毒剤のなかには、皮膚にとって刺激性のあるものも少なくありません。

たとえば、手の消毒によく使われるアルコールジェルは、皮膚の乾燥の原因になります。

また、ハイターなど家庭用消毒剤として使用されている次亜塩素酸ナトリウムは、強いアルカリの性質を持つため、皮膚に炎症を起こす危険があります。

次亜塩素酸水は弱酸性であるため、皮膚にダメージを与えにくいです。皮膚のアルコール消毒で手が荒れてしまった人や、エタノールに対してアレルギーがある人は、次亜塩素酸水を使ってみてはどうでしょうか。

次亜塩素酸水おすすめ理由④ 薄めずにそのまま使える

次亜塩素酸水のメリットのひとつが、そのまま使えることです。たとえば、家庭用消毒剤の次亜塩素酸ナトリウムは、使うときに水で希釈する必要があります。

濃度の調節をするうえで、必要となるのが計算です。ハイターなどの次亜塩素酸ナトリウムは6%程度なので、時には計算が必要なことも。

また、次亜塩素酸ナトリウムの一般的な希釈方法が、水を張ったバケツ等に原液を混ぜる方法です。次亜塩素酸ナトリウムを水と混ぜる際に、手にかかったり目に入ったりすることも少なくありません。

次亜塩素酸ナトリウムは、皮膚や目に刺激があるので、希釈するときにも注意が必要です。

一方の次亜塩素酸水は、用途別のものを選べばそのまま使えます。次亜塩素酸水も用途によっては、水で希釈する必要があります。ただ次亜塩素酸ナトリウムのように皮膚への刺激はないので、安全に行えます。

次亜塩素酸ナトリウムの濃度の調節が手間に感じている人は、次亜塩素酸水を使ってみるのもおすすめです。

次亜塩素酸水おすすめ理由⑤ 素材にダメージを与えにくい

消毒や除菌に広く使われている塩素系漂白剤で注意したいのが、素材にダメージを与えることです。次亜塩素酸ナトリムは、強いアルカリ性の持ち、金属を腐食させる作用があります。

そのため、ハイターを薄めたものなどで、家具を拭いた場合、もう一度水拭きする必要があります。掃除の際に水武器するのを忘れて、部分的に漂白されてしまったなど経験があるかたもいらっしゃるはずです。

次亜塩素酸水は、汚れと結びつくと水になるので、消毒や除菌後の水拭きの必要がありません。消毒剤を使用した後の拭き掃除を省きたい人にもよいでしょう。

次亜塩素酸水おすすめ理由⑥ 事故のリスクが低い

消毒や除菌に次亜塩素酸水を使うメリットは、安全に使えることです。家庭でもよく見かけるアルコールジェルや塩素系漂白剤は、小さい子どもが誤飲するケースもあります。
いずれのものも、誤って飲むことにより中毒症状を起こすため、すみやかに医療機関を受診する必要があります。
一方、次亜塩素酸水は弱酸性で、有機物と反応すると水に代わるので、誤って飲んでも大事に至ることはありません(化学反応によるプールのようなニオイを感じることはあります)。
さらに、塩素系漂白剤である次亜塩素酸ナトリウムは、酸性漂白剤と混ぜることで有毒ガスを発生させる危険性もあります。
家庭で消毒剤や除菌剤を使うのなら、安全性の高いものを使うのがよいでしょう。

次亜塩素酸水おすすめ理由⑦ ニオイ対策にも使える

次亜塩素酸水はニオイ対策にも使えます。一般的な消臭剤が、ニオイを吸着したり、他の香りをかぶせたりする方法です。

これらの方法は一時的な消臭効果は得られますが、ニオイの原因にアプローチしているわけではないので、効果が長続きません。

次亜塩素酸水は、悪臭の原因となるアンモニアや硫化水素を変性させる効果がります。次亜塩素酸水に含まれる次亜塩素酸は、殺菌効果があるためです。

キッチンの三角コーナーや、オムツなどの汚物にシュッとすれば、消臭効果を得られます。また、超音波式の加湿器に次亜塩素酸水をセットすれば、室内など広い範囲のニオイ対策も可能です。

参考文献

次亜塩素酸水 除菌ナビ編集部では、厚生労働省の提供資料および信頼性の高い論文に基づいたコンテンツ制作を行っております。

※:厚生労働省/次亜塩素酸水/
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002wy32-att/2r9852000002wybg.pdf

(制作・編集:次亜塩素酸水 除菌ナビ編集部)